2018年2月4日日曜日

雷と神通力

雷と神通力

最近、家族旅行をしたり、大事な人と会ったりすると、大雨になり、雷が驚くことが多くなりました。
 私は元々晴れ男で、長い旅行でも雨に降られることはそうありませんでした。
 よくよく考えると、2000年2月に車を購入して以来だということが判明しました。
 それはドイツのオペル社のアストラという車で、前と後ろに稲妻のマークが入っています。
 ただそれだけのことで雷にたたられるなんておかしい。
ほかのオーナーの場合はどうなんだといわれるでしょうが、どうも、知ってる限りでは私だけなのです。
 雷は元々静電気を多く集めた雲が大きなアースである地球と引き合って、巨大な電撃として走るものですが、霊磁力に帯電した私が稲妻マークの車を購入することによって引き起こされる場合があるのだと考えています。
 そうなると、ちょっと恐ろしいことになります。
私が旅行に出かけたり、霊磁力の高い人物と会ったりすると雷が落ちるのですから、一人の人物が天候を左右することになってしまします。
 実は、こんなことがありました。
 2000年3月のある日、5歳の娘と幼稚園の園庭にいました。
穏やかな晴れの日で、ぽかぽかしていました。
そこには杖のついたヘリコプターのおもちゃがあり、子供が地面にヘリコプターを押しつけて走ると羽がぐるぐる回る遊び道具です。
 ふと思いついて、杖のところをはずし、娘に手渡しました。
「魔法の杖だよ。少しだけ使っていいよ。」
 娘は杖を振り回しました。「雪よ降れー、雪よ降れー 」
どうなったと思いますか?
3分ほどすると黒雲がやってきて、大雪が降り始めたのです。
さすがに恐ろしくなって、すぐに止めたのですが、娘が杖を振るのをやめると、あっという間に黒雲は退散し元通りの穏やかな晴れ間が戻ってきました。
 娘が超常現象を引き起こしたのは、それが最初で最後です。
それで思いついたのが日本古来のシャーマニズムです。
仏教の伝来で廃れてしまいましたが、かつての日本人は万物に神が宿ると信じ、もっとも霊的な力のあるものを巫女としてあがめたのです。
 邪馬台国の卑弥呼が有名です。
日照りが続けば雨乞いの祈りで雨を降らせたりしたのでしょう。
 卑弥呼は何らかの方法で、または生まれつき霊磁力をコントロールする技を体得していたのかもしれません。
世の中には超能力にあこがれる人が多いように思えます。
かつてスプーン曲げがはやったとき、一生懸命スプーンの柄をこすった方は多いのではないでしょうか。
霊磁力が体にことのほか多く帯電した時、不思議な出来事が次々に起こるのは確かですが、それを自由自在に操れるというわけではありません。
雪を降らせた娘にしてもそれ以来奇跡を起こしてはおりませんし、私自身も、たとえば今すぐに「雷よとどろけ!」と叫んでもなにも起こりません。
宇宙に存在する霊磁力は想像を絶するほど多く、それらが調和をはかっているのです。
しかし、霊磁力を多く身につけることは可能です。
その方法については後ほど書きますが、それが決していいことばかりとは限らないことを覚えておいてください。
 あらゆる物事にはいい面と悪い面があるのです。
たとえば、電磁力を多く身にまとったためにいろんなものと共鳴し、多くのものを購入し、大金をはたく羽目に陥るかもしれません。
電磁力が反発しあって、人とトラブルに陥るかもしれません。
大切な人と別れることになるかもしれないのです。
それでもなお、電磁力を多く身に帯びたときの奇跡的な出来事、精神的高揚、失ったもの以上に得たものは、はかりし得ない価値を持っています。
 このようなものをシステマティックにまとめ上げたものを宗教と呼んでもいいのかもしれません。
その宗教の中心にいる指導者のカリスマ性こそが霊磁力だといえるでしょう。

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