2018年2月4日日曜日

便利な世の中

便利な世の中

2000年12月30日の日経新聞ーNIKKEIプラス1を開いてみました。
20世紀これが暮らしを変えた ランキングを見てみますと
1 コンビニエンスストア
2 携帯電話・PHS・ポケベル
3 電子ネット
4 テレビ
5 コンピューター
6 電子レンジ
7 テレビゲーム
8 自家用車
9 クレジットカード
10 ファストフード
 いかがでしょう。すべて、便利な物だし、ほとんど家にある、あるいは利用している物です。
1のコンビニなど、24時間年中無休であいているので、私が学生時代のように帰郷しなかった下宿生が飢えに苦しんだりしなくて済む便利な物の筆頭です。
しかし、便利であるだけで済んでいるでしょうか。次からこのあたりを見ていきましょう。
 

コンビニエンスストア


 コンビニは今や無くてはならない物だと思っている人が多いでしょう。
しかし、一方で膨大な無駄を生み出しています。
小口配送が前提なので、日本中をおびただしい数のコンビニ流通トラックが走っていることになります。
これは宅配便にも通じる物です。
最近スキーに行く人は皆、手ぶらです。かさばる板やスキー靴は宅配で送る。
この、新しく発生した個別流通の無駄は恐ろしい物があります。
ガソリンが無駄に使われ、排気ガスがまき散らされ、地球が温暖化するのをあおっているのです。
 話をコンビニに戻しますが、コンビニの代表的商品である弁当、賞味期限が過ぎるとすぐ捨ててしまうのを皆さん、ご存じでしょう。
その量たるや、日本中あわせれば膨大な物になります。
そのうちの一部でも海外の貧しい人たちに分けてあげればどれだけすばらしいことかとおもわずにいられません。
また、24時間開けていることによる電気代も馬鹿になりません。
便利さが大いなる無駄を生み出す代表がコンビニエンスストアなのです。

携帯電話・PHS・ポケベル


ポケベルはもう、衰退してしまったので、携帯電話にしぼって(PHSも含めて)見てみます。
心臓ペースメーカーを狂わすとか、航空機の計器に支障をきたすとか、電車内で大声で話されて迷惑だとかはよく聞きます。
だが、もっとも問題なのは膨大な電波が飛び交うことによって、霊磁力の流れが妨げられることだと私は思っています。
電波は霊磁力の±の繭ににているからです。
それだけではありません。
遠く離れていても、特定の人と24時間話せることが、集団の中での孤立を生み、見知らぬ人とのコミュニケーションをとることを妨げます。
メール機能の付いた携帯などを持つと、一日中メールのやりとりをし続けることになります。
最近の大学では、学生が携帯をいじってばかりいるので授業にならないらしい。
この機械も、便利なだけではなく、深刻な問題を生みだしているといえるでしょう。

テレビ、テレビゲーム


私はこれに、ビデオも含めるべきだと思いますが、もしあなたが自分の子供を非創造的な人物に育って欲しいと考えているなら、簡単です。
一日中テレビ、テレビゲーム、ビデオ漬けにすればいい。
 人間には(実は万物には)想像力が備わっているます。
それが、耳と目から情報が同時に入ってきたときにはその力が損なわれるのです。
そして、もしその情報が悪意や暴力に満ちた物である場合は最悪です。
猟奇殺人の犯人の部屋からホラー映画のビデオが大量に見つかることはよく知られます。
彼らは悪意と暴力の霊磁力に体中染まっています。
仮想現実、バーチャルリアリティという言葉が流行りましたが、できれば子供達は外で遊ばせてあげるようにし、家にいるときは親とコミュニケーションをとったり、読書をして想像力を培ってあげるのが望ましいと思います。

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